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「上海通」古林恒雄氏と楊浦区との縁

2017年 3月 27日17:00 提供:東方ネット 編集者:範易成


<外資系企業の中国進出をサポート>

 90年代の初め、中国の経済は急速に発展し始め、それを商機と見た多くの日本企業が中国に資金を投じて工場を建設した。しかしその多くは中国の状況をあまり理解していなかった。いっぽう古林氏は、当時すでに中国に十数年暮らしており、中国、特に上海の経済政策、法律·法規などを熟知していたため、中国で投資しようとしている企業からよく相談を持ち掛けられていた。そこでこれをきっかけに1994年、日本の華鐘コンサルタントと上海紡績控股が共同出資して「上海華鐘コンサルティング」を立ち上げ、董事長に就任、つまり上海で投資を計画する外資系企業の「仲介人」に正式に就任した。その後22年の間に、同社の会員企業は800社以上にまで増え、外資系企業数百社の中国進出を力強くサポートし続けてきたのである。当時の思い出として古林氏は、「2008年に中国の新しい政策についてのゼミを上海新錦江ホテルで開催したが、約1200人もが参加するほどの大盛況だった。」と述べた。

 これら長年の貢献が高く評価され、古林総経理は2003年に「上海市白玉蘭記念奨」、2007年に「上海市白玉蘭栄誉奨」を上海市政府から授与された。

紹介活動現場

東方ネットの取材に応じる古林氏

<人との関係が一番大切>  

 インタビューで古林氏は「楊浦区は100年前に近代工業の発祥した地であり、30年前の改革開放でも大きな役割を果たした。私は楊浦区が『革新の伝統』を持ち、上海の国際化と発展を目指して、これからの新しい100年に挑戦する気概に深く感動している。」と応援の言葉を述べた。  

 そして最後に「上海での40年間、私にとって一番大切なのは人間関係である。今日ここで私は華鐘で一緒に働いた人々と会ったが、お互いに連帯感で結ばれていると感じている。社会がどんな発展しても、最も大切なのは人と人との関係だと考えている。」と語った。

(作者·撮影 范易成)